子供たちのほうが知っている~CEROやレーティングの話

子供たちのほうが知っている~CEROやレーティングの話

11月、12月は各地でPTA総会や人権週間に関する催しが行われており、さまざまな場所でお話をさせいただく機会がありました。

インターネットを安全・安心に利用するために、どのような設定があり、保護者がどのような見守りを行うことができるのかなど話す内容は多岐にわたるのですが、対象が大人でも子供でも必ず「レーティング」についての項目を盛り込むようにしています。

もっとも、「レーティングを知っていますか?」なんて質問をしても、多くの子供や保護者は手を挙げてくれることはありません。

ゲームソフトのレーティング

NintendoやSONY等のゲーム機で利用できるゲームソフトでは、コンピュータエンターテインメントレーティング機構(以下、CERO)によって審査が行われたものに「CERO A(全年齢対象)」や「CERO B(12歳以上対象)」などの「CEROレーティングマーク」がパッケージに表示されていますし、メーカーのサイトには、パッケージのどの部分にマークを表示しているかが公開されています。

参考:

小学生にレーティングの話をする際には、ゲームソフトは身近な存在のため理解が得やすいようで、「このマーク見たことがある人!」と質問をすると、高学年では8割以上の子供が手を挙げる場合もあります。

しかし、保護者を対象に同じ質問をした場合、ほとんど手が上がらないのが現状です。

CEROでは、性表現や暴力表現、反社会的行為表現、言語・思想関連表現で27の項目を審査し、それらの内容がゲームソフトの中にどの程度含まれるかを確認し、レーティングの付与可否や年齢区分を決定しています。

この「CEROレーティングマーク」は、子供たちに利用させてよいか?を考える指針になりますし、ゲーム機に標準で搭載されている機能制限で利用可否設定を行うこともできますので、保護者としては知っておきたいレーティングの一つです。

パッケージのないダウンロード版についても、機能制限を行うことで、子供の利用にはまだ早いようなレーティングが設定されたゲームソフトの制限も可能です。

参考:

スマートフォンアプリのレーティング

ゲームパッケージに表記された「CEROレーティングマーク」と違い、残念ながら、スマートフォンアプリのレーティングは子供たちにも気に留められていないようです。

保護者にとってもスマートフォンアプリは目に見えるパッケージのあるゲームソフトと違い、子供たちが利用してよい年齢相応のものかどうかを一目で判別をすることは困難です。

子供向けのタイトルと思っていても、過激な表現が含まれていたりメッセージ送受信機能が含まれていたりと、保護者にとっては頭の痛い問題です。

同じアプリでも提供するプラットフォームで判断基準が異なるため、利用可否年齢が異なることも知っておくべきでしょう。

参考:

Google(Android) Apple(iOS) Amazon(Kindle)
パズル&ドラゴンズ 7+ 4+ 全年齢対象
UNO & Friends 3+ 9+ 対象年齢-中
Facebook 12+ 4+ 対象年齢-中

 

スマートフォンのアプリ利用に関する設定については、インターネット協会が公開しているインターネットを利用する際に、知っておきたい『その時の場面集』に設定方法がまとめられています。

これからのクリスマスシーズン、子供へスマートフォンやゲームソフト、ゲーム機を購入する保護者の方も多いかと思いますが、パッケージや設定にぜひ目を向けてみてはいかがでしょうか。

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