GIGAスクール構想とともに一気に加速する、教育現場のICT導入
先日「GIGAスクール構想実現に向けた今とこれから~日本マイクロソフトの取り組み」にて、2019年から進められているGIGAスクール構想について取り上げた。
GIGAスクール構想の実現について
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm
この方針のもと、教育に関わるすべての人々が、初等中等教育段階でのICT普及・推進に取り組む動きが活発になってきた。2020年5月28日、一般社団法人ICT CONNECT 21が設立した「GIGAスクール構想推進委員会」もその1つだ。
50以上の企業・団体・教職員・個人による「GIGAスクール構想推進委員会」が設立
GIGAスクール構想推進委員会は、ICT CONNECT 21の旗振りのもと、初期メンバーに50以上の企業・団体・教職員・個人が参画した委員会で、それぞれの立場、役割から、ICT業界の知見を結集し、初等中等教育段階でのICT導入・運用サポートを目的としている(初期メンバーなどについては報道発表資料(PDF)を参照)。
設立時には4つの部会を準備
設立時には、同委員会のもと、次の4つの部会が用意された。
- GIGAスクール構想推進部会
- 情報発信部会
- 学校支援部会
- 利用促進部会
この中で、とくに注目したいのが、情報発信部会で用意された「GIGA HUB WEB」である。GIGA HUB WEBは、GIGAスクール構想にまつわる様々な情報を集約したポータルサイトとなっており、文部科学省からの公式情報の他、業界ニュースや自体ニュース、さらには、自治体ごとの学校数・生徒数・教育用/学習者用PC1台あたりの児童生徒数などの、最新のファクトを閲覧できる。

役割や立場の壁を越えての活動を目指して
GIGAスクール構想推進委員会はでは、次のような活動を予定しているとのこと。
- GIGAスクール構想に必要な情報・知見の収集と共有
- 教育委員会・学校・先生のICT活用の相談窓口
- GIGAスクール構想機材(端末・ネットワーク)のの整備に関する支援
- ICT講習会等を通じた端末・ネットワーク整備後の利活用促進
- 国・自治体への政策などの提言
EducationTomorrowでは、これからも同委員会の活動に注目しながら、メディアの立場からの知見の共有、そして、ICT導入・運用促進をサポートしていく。